ガーリック&オニオン

自分のことを多田李衣菜だと思い込んでいる

夏目友人帳~うつせみに結ぶ

ひどく悲しい、嘘をついた

がっつり夏目友人帳の世界に浸れるいい作品だった

あの話をTVサイズでやろうと思うとまずできないだろうと思う
まず単純に100分あるから4話構成にするか、という単純な話でもない気がする
区切りのいいところで切ってかついい引きで次につなげる必要があるからまず長い話は作りづらいと思うし、せいぜいサイドストーリー削って2話構成になると思う
映画っていう長い時間かけられてノンストップで本筋とそれに付随するサイドストーリーを一気に楽しめるのすごいよい
多分祓い屋の話とか結城の話とか弁論大会とか死ぬ

TVアニメのエピソードをちょくちょく挟んでくれたのうれしかった
旧校舎の話とかレイコに負かされた妖怪の話とかちょこちょこあってすごく助かる

あとニャンコ先生井上和彦すげえと思った
いつものニャンコと斑の声使い分けてるだけでもなのにそれに加えて3匹のニャンコも全部やってると思うとめっちゃ働くなと思う
子ニャンコのニャンニャン言ってるのと2匹状態での人語話してるのとその直後斑まで一気に行くのさすがプロって感じだった

ゲストの芸人はやっぱり違和感あるな、そういう喋り方の妖怪のだと思えばそこまでいうほどでもないけど

BGMもよかった
いつものストリングス中心のふいんきもそのまま映画館のいい音で響いてくるとめっちゃ体にしみわたって夏目の世界に入り込んだ気分になる

見終わった後のEDがまたなー
CMで幾度となく聞いた曲なんだけど本編見終わってからフルで聞くとさすが本編とマッチした歌詞が自然に流れ込んできてめっちゃ満たされる
さよならじゃないんだよなぁ
記憶の中のぬくもりをずっと忘れないんだよなぁ
特に今回記憶を奪って消えていくタイプの残忍な妖怪だったからこの歌詞がめっちゃしみてきた

夏目友人帳見終わると特有のすごい幸せな気持ちでいっぱいになるのと、完璧なハッピーエンドって終わりでもないからすごいもの寂しい気分にもなるんだけどそれがこの映画では特に強くて、めちゃくちゃため息が出た
普段最近バカみたいな明るいアニメばっか見てると久しぶりにこういうのがっつり見た気がしてたまらん
早く5期6期のBD出してくれまともに見てないんだまだ