ガーリック&オニオン

きっと何者にもなれないオタクもどきの脳内とか

今井リサさんの声帯が変わった時のRoselia

今日考えてたことじゃないんだけど、ちょっと前に頭の中回ってたSSもどき
Roselia2章エピではあこが俺の脳内とほとんど同じ動きをしてくれて非常にはかどった

 

「リサ姉、なんか違わない?」
Roseliaのスタジオ練習日、休憩中に宇田川あこがそうつぶやいた
「どうしたの~あこ、何か変わってみえた?」
クッキーを広げながらリサは答えた
「ううん、特別そういうんじゃないんだけど・・・なんだろう」
「私は特に変わったつもりはないけどな~、いつも通りだよ」
「そう、だよね」
「あこちゃん、何かあったの?」
どこか歯切れの悪いあこに燐子が問いかける
「ううん、ありがとうりんりん、大丈夫」
「ええ、リサなら大丈夫よ、しいて言えば、前奏にばらつきがあるかしら」
友希那がそう言葉を継ぐ
「ごめんね友希那~でもさっきちょっとつかんだから大丈夫、休憩明けにはばっちり決めるからさ」
答えるリサのあとに紗夜が続く
「そんなことより宇田川さんは大丈夫なのかしら?サビの前、ずいぶん不安定になっていますが」
「すっすみません紗夜さん、あこ、気をつけます」
「明日は本番なんですから、練習のうちにしっかりできるようになりなさい」
「はいっ!練習は本番のように、本番は練習のように、ですね!」
「・・・それは、私のマネかしら?」
「えへへ、似てました?」
「まったく、あなたという人は」
「そろそろ休憩は終わりよ、練習を再開します」
友希那の一声でそれぞれが持っていた飲み物やタオルを片付け、楽器を手に取る
「あと1時間、気を引き締めてやるわよ、あこ、カウント」
「はい!1,2,3,4、」
そうしてあこはモヤモヤを消せぬまま、練習が始まる

そして次の日
ライブハウスのステージに立ったRoseliaメンバーの演奏も終盤に差し掛かった
「次がラストの曲になるわ、最後まで、私たちの演奏をその目に、耳に焼き付けなさい」
友希なのMCが終わると同時にドラムのカウントから演奏を始める
(う~ん、やっぱり、何か)
そんな中でも、あこは昨日の違和感を引きずったままドラムをたたいていた
演奏には集中している、それでも目はリサの方を無意識に追いかけていた
昨日指摘されていた前奏のブレも消えている、いったい何が気になるのだろう、自分でもわからない、わからないまま、曲も終わりに近づく
(リサ姉・・・あっしまっ)
それはラストのサビ前、先日紗夜に指摘されていたところだった
決して気を抜いていたわけではない、しかしちょっとした気の迷いがリズムを少し狂わせる
(ズレちゃう・・・修正しないとっ・・・)
ほかのメンバーがそれに気づいたかどうかの瞬間、リサのベースが音を立てた
それは練習ではやっていなかった演奏、アドリブを入れてあこのリズムのずれを紗夜のギターのテンポに渡し、自然に演奏をもとの流れに戻していった

演奏後の楽屋
「リサ姉~ありがとう~」
あこが涙目でリサに抱き着く、リサもそれを受け止めながら
「いいっていいって、でもうまくいってよかったよ、アドリブなんて入れることめったにないからさ」
「当然です、練習でやってないことをいきなり本番でやろうだなんて無茶もいいところです」
紗夜の厳しい言葉が飛んでくる
「宇田川さん、昨日言いましたよね、それなのに・・・」
「まあまあ紗夜、うまくいったんだからいいじゃない、ね、あこもほら顔上げて」
「リサ姉~・・・」
「まったく、次は完ぺきな演奏を期待していますよ」
「はい、ごめんなさい・・・」
そこに友希那が声をかける
「でも、あそこでリサにベースを鳴らしてもらうのはいいかもしれないわね、白金さんはどうかしら?」
「は、はい・・・結果的に盛り上がってサビにつなげられたので、あり、だと思います」
「でもあの状況よくあこをフォローできたわね、さすがはRoseliaのベースといったところかしら」
「本当?サンキュー友希那!あたしは楽器歴も短いしさ、でもベースとして周りをしっかり見ていかないとって思って」
「リサ姉~」
あこが再び口を開く
「昨日はごめんなさい、なんか違うなんて言っちゃって・・・でもやっぱりリサ姉はリサ姉だよ、私もう少しで失敗しちゃうところだった、本当にありがとうリサ姉!」
「わかったから、ほら涙拭きなよ」
ハンカチを渡すリサの横から友希那が声をかけた
「ね、だから言ったでしょう、あこ」
「友希那さん・・・」
「リサは”大丈夫”なのよ」
「グスッ・・・はい!」
「ほら、そろそろ撤収しないとスタッフさんにも迷惑かかっちゃうよ、続きはいつものファミレスでねっ」
リサが4人を促す、紗夜も続けて
「そうですね、宇田川さんの反省会をしないといけませんからね」
「うぅ~紗夜さ~ん」